AIやノーコードツールを使えば、ホームページの見た目を短時間で作れるようになりました。一方で、見た目が整っていることと、問い合わせを受けられる状態で公開できることは別です。

公開前に見る順番

「見た目」より先に、問い合わせが届くか・スマホで使えるかを確認する

  • 原稿と会社情報の事実確認
  • フォーム送信から通知までの実機テスト
  • SEO、表示速度、安全性、公開後の更新担当
パソコンとスマートフォンでAI生成サイトの表示やフォームを確認しているイラスト
イラスト:公開前に、パソコン・スマートフォン・フォームの動作を確認します。

公開後に、スマートフォンで崩れる、フォームが届かない、検索エンジンがページを読めない、画像が重くて表示に時間がかかる、といった問題が見つかることがあります。

この記事では、AIで作成したホームページを公開する前に、Web制作の現場で確認したい20項目をまとめます。AIを使ったサイト制作の進め方は、AIでホームページは作れる?メリット・デメリットも参考にしてください。

AI生成サイトで確認が必要な理由

AIは、指示に応じてページの骨組みや文章、コードを作れます。しかし、次のような情報は、実際の会社や運用環境を確認しなければ正しく設定できません。

  • 問い合わせの送信先と通知先
  • 会社の正式名称、所在地、営業時間
  • サービスの対応範囲と料金条件
  • サーバーやCMSの設定
  • 個人情報やアクセス解析の扱い

AIが作った内容をそのまま使うのではなく、「公開後に利用者が困らないか」「運営者が更新・管理できるか」を人が確認します。

公開前チェック20項目

1. 目的と導線

  1. トップページを見た人が、誰向けのサイトか理解できる
  2. 問い合わせ、予約、資料請求などの目的が一つ以上明確になっている
  3. 主要ページから問い合わせページへの導線がある
  4. 営業時間、対応地域、サービス範囲が確認できる

ファーストビューに情報を詰め込むより、対象者、提供価値、次の行動を順番に伝えます。訪問者が「自分に関係があるか」を判断できることが重要です。

2. 原稿と事実確認

  1. 会社名・住所・電話番号・営業時間が正しい
  2. AIが作った実績・導入効果・料金に根拠がある
  3. サービスの対象外や注意事項も必要に応じて書かれている
  4. 文章に、他社サイトのような不自然な表現や未確認の断定がない

特に「多数の実績」「大幅に改善」「最短で対応」などの表現は、事実と一致しているか確認します。実績がない場合は、モデルケースや一般的な例として明示します。

3. フォームと個人情報

  1. 必須項目と任意項目が適切に設定されている
  2. 送信後に、利用者へ完了メッセージや自動返信が表示される
  3. 問い合わせ通知が、実際に担当者へ届く
  4. フォームで取得する個人情報と利用目的が説明されている

公開前に、テスト用のメールアドレスで送信します。送信できた画面だけでなく、通知先、迷惑メールへの振り分け、自動返信、管理画面への保存まで確認しましょう。

4. スマートフォンとアクセシビリティ

  1. 画面幅を変えても、横スクロールや文字のはみ出しがない
  2. ボタンやリンクを指で押しやすい
  3. 画像に内容に合った代替テキストが設定されている
  4. 見出しの順番やリンク文が、本文だけでも意味が分かる

AIは画像の代替テキストや見出しを自動で作れますが、画像の役割やページ全体の構造まで正しく判断できるとは限りません。Webアクセシビリティの基本も確認してください。

5. SEO・表示速度・安全性

  1. title、description、見出しがページ内容と一致している
  2. 検索に表示させたいページが、noindexやrobots.txtで誤って除外されていない
  3. 画像のサイズと形式が最適化され、不要なスクリプトが読み込まれていない
  4. HTTPS、CMS、プラグイン、フォームの設定が確認されている

20項目・3つのテストの根拠 「公開前チェック20項目」と「3つのテスト」は、AIやノーコードで作ったサイトで起きやすい確認漏れを、目的・原稿・フォーム・アクセシビリティ・技術・運用の観点からBloengが実務用に整理したものです。Web標準やGoogleが定める公式の必須項目数ではなく、20項目を確認すれば不具合や検索上の問題が必ずなくなるという意味でもありません。サイトの機能、利用者、公開環境に応じて項目を追加し、フォーム送信や表示は実機で確認してください。

SEOはキーワードを増やすだけではありません。ページの内容が分かり、検索エンジンと利用者が取得でき、公開後も更新できる状態に整えます。安全性の基本は、ホームページのセキュリティ対策も参考になります。

確認を効率化する3つのテスト

実機テスト

PCのブラウザだけでなく、実際のスマートフォンで主要ページを確認します。メニュー、フォーム、電話リンク、地図、画像の読み込みを一通り操作します。

初めて見る人のテスト

会社のことを知らない人にトップページを見てもらい、「何の会社か」「誰向けか」「何をすればよいか」を説明してもらいます。制作者が説明しないと伝わらないなら、原稿や導線を見直します。

送信から対応までのテスト

問い合わせフォームを送信し、担当者が通知を確認し、返信できるかまでをテストします。公開後の運用まで動かすことで、制作段階では見つかりにくい問題を確認できます。

公開後に必要な運用

AIでサイトを作っても、公開した時点で終わりではありません。サービス内容、営業時間、料金、担当者、実績、フォームの送信先は変わります。

最低限、次の運用担当を決めておきます。

  • 原稿を更新する人
  • フォームの通知を確認する人
  • CMSや外部サービスを更新する人
  • 不具合が出たときの相談先

更新方法が分からないサイトは、時間が経つほど情報が古くなります。AIで作る場合も、公開後に誰がどの画面を変更するのかを設計に含めます。

まとめ

AIで作ったホームページを公開する前には、見た目だけでなく、事実、フォーム、スマートフォン、アクセシビリティ、SEO、表示速度、安全性、公開後の運用まで確認が必要です。

自社で作ったサイトを公開してよいか不安な場合は、Bloengのお問い合わせフォームからご相談ください。公開前のチェックだけ、フォームや表示速度など一部の改善だけ、といったご依頼にも対応できます。

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